孤独のグルメ Season10 第10話 | 神奈川県川崎市武蔵小杉中華料理なら本格派広東粥・広東料理の粥菜坊【かゆなぼう】

人気ドラマ『孤独のグルメ』は、井の頭吾郎氏(ゴローさん)が「幸福に空腹を満たす、自分勝手になれる食べるという行為」を楽しみながら、心の言葉を中心に綴るドラマ。そのシーズン10の第10話が、粥菜坊を舞台に製作されました。その中からいくつかのシーンをピックアップして、撮影の裏話を交えながらご紹介していきます。

東急線「元住吉」での商談後の怪しい投資話からなんとか逃げ出し、困惑しながらも「真実か嘘か、見極めるのは難しい。だが今、確かなことがある。腹が減ったあ。よし、店を探そう。」といつものように店探しを始めるゴローさん。そして、独特な店構えのお店を発見。「名前からすると中華っぽい…。(店内の様子を伺いながら、店前の立て看板に目をやり、)「おお、まさに。点心、本気のワンタンメン…。」立て看板に刻まれた”本気”の文字に「その本気、拝見したい。よし、ここで決まりだ。」と入店します。

写真1枚目.「今、確かなことがある。腹が減ったあ」。2枚目.「名前からすると中華っぽい」。3枚目.立て看板に刻まれた”本気”の文字に「その本気、拝見したい」。
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●　入店～注文のシーン　●

席に案内され、少し戸惑いながらメニューを眺めるゴローさん。
ゴローさんの心の声「(メニューを見ながら)広東粥と日本のお粥の違い…広東粥はとろみが命。5、6時間生米から煮込む… へえ、こんなにあるんだ。。朝鮮人参粥がダントツ1番人気。(ページをめくって) 餃子…海藻にケール。面白いじゃないか。ん、機械包みと手包み。手包みの方が具材が倍。」「餃子キープだな。鶏唐に豚唐、黒酢の角煮…いいなあ。キャベツのシャーズ炒め、シャーズう???はエビの卵。。へえ。じゃがいものサーチャージャン/スーラー炒め、キクラゲのチキンソースう。。この店の女将、できる。牡蠣二重層蒸し、二重層???　青さ海苔と卵の炒め。うーん、知らないメニューの雨あられ。定番はエビチリとマーボー豆腐ぐらいだ。焼売の真実、え、しんじつう???　豚肉チョウフン、ええっ、何それ???　当店1番人気。えっ、どういうこと???　牡蠣の中華お好み焼き、おいおいどこまで行くんだ。あ、あった。本気のワンタンメン。チクショウメン使用、うーん、これは外せん。となると、うーん、脳が混線してきた。ああ、こっちにも。酔っぱらい鶏、豚肩肉酒麹蒸し。白玉キクラゲは激レア食材。うわあっ、謎メニューのしぶきで目が開けていられないほどだ。(デザートメニューに手を伸ばしながら)うしゃあ、デザートまで。いやいや落ち着け、俺。こっちが先だ。確定はこれで、あと、豚は欲しい。それとも…
いかんいかん。この店は焦らず腰を据えてじっくり攻めるべき。あ、そうだあ」(とお勧めのお茶のメニューを見る)

写真1枚目.メニューを眺めるゴローさん。2枚目.「朝鮮人参粥がダントツ一番人気」。3枚目.「キャベツのシャーズ炒め、シャーズう???」。4枚目.「この店のおかみ、できる」。5枚目.「焼売の真実、え、しんじつう???　豚肉チョウフン、ええっ、何それ???」。」6枚目.「あ、あった。本気のワンタンメン」。7枚目.「脳が混線してきた」。8枚目.「謎メニューのしぶきで目が開けていられないほどだ」。9枚目.「うしゃあ、デザートまで」。
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●　注文のシーン　●

ゴローさん「すいません。」(とホール係を呼ぶ)
ホール係「お決まりですか？」
ゴローさん「雲呑麺と…この豚肉腸粉っていうのは何ですか？」
ホール係「腸粉っていうのはですね、お米を粉砕して蒸して作ったもので、うちは中に豚肉を入れてます。香港や広州ではメジャーな料理なんですよ。」
ゴローさん「あ、じゃあ、それもお願いします。あと朝鮮人参片烏龍茶。」
ゴローさん心の声「とりあえず店の看板メニューを抑えておいて、あとは臨機応変に行けるところまで行こう。(店内を見渡しながら)中国茶20種、ほお～。「食は広州に有り、味は西関に有る。」へえ。お茶へのこだわりも果てしない… (他の人が注文した腸粉を覗こうとしながら)あ〜、見えない。焦るな、俺。焦らなくても来る。(人参片烏龍茶を口にして)お〜、いい香り。美味しい。わかんないけど絶対体に良さそう。」

写真1～2枚目.おすすめのお茶おメニューを眺めるゴローさん。3枚目.「腸粉っていうのはなんですか？」。4～7枚目.店内を見渡す「中国茶20種、ほお～」「お茶へのこだわりも果てしない」「食は広州に有り、味は西関に有る」。8枚目.「お〜、いい香り」。9枚目.ホール役を演じて下さった篠井英介さん。

撮影裏話その1. ホールスタッフ役を演じて下さったのが、舞台俳優の篠井英介さん。調べてみると、63歳.身長173cm.体重63kgと実際の私ホール担当とかなり近い感じです。番組スタッフが事前に私の全身写真を撮ったり、いつもしているマスクの色を確認しましたし、当日のシャツや靴までも、私がよく着用しているものにわざわざ合わせたようで、そのこだわりに感心しました。優しさや人当たりの良さを感じた俳優さんでしたが、舞踊もするし女方を得意とするようでなるほどと感じました。リハーサルの後、演技どうですかと聞かれましたが、もちろん問題ございません。あ、私の声もう少し大きいですとだけ言ったかな。
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●　隣りの客が気になるシーン　●

人参片烏龍茶をゆっくり味わっていると、一人の男性客が来店。隣りの席に座ります。そして、ピータン豚肉粥と濃厚鉄観音を注文。
ゴローさん心の声「お茶と粥のみ。達人だなあ。俺には真似できない………」

写真1枚目.隣りのお客さんがピータン豚肉粥と濃厚鉄観音を注文。2枚目.「達人だなあ」。3枚目.キッチンでは腸粉できあがり直前。

撮影裏話その2. <なにげに黒崎一護が粥菜坊にいました>
ゴローちゃんの隣りに座っていたのは、声優の森田成一さん。鉄観音茶を飲みながら、ピータン豚肉粥を食べてるお客さんを演じて下さいました。カメラを回す直前、「一護の声で」と番組スタッフに無茶振りされると、それに応じて、黒崎一護の声で注文して下さったようです。黒崎一護は、アニメ『BLEACH』の主人公で、その声の主が森田成一さんなんです。
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●　腸粉と雲呑麺のシーン　●

ホール係「はい腸粉です。」
ゴローさん心の声「おおこれが。。ワイルドビッグなくず餅って感じ。」
ホール係「お好みでこちらの辛いラージャジャンをお使い下さい。」
ゴローさん心の声「いただきます。米がこんな風になるのかあ。。うわあ〜、ブリンブリン。こんな食感のおかず初めて。豚が最高。この包まれ方、最高。醤油だれ抜群。完璧。初球を叩いてレフトスタンドー直線って感じ。う〜ん、美味しいホームラン。俺の中の観客席、総立ち。おおっ、この辛さ、いい。なんとかじゃん、いいじゃん。
あっという間につるんと消えた…… 儚いほどだ。」
ホール係「はいお待たせしました、本当のワンタンメンなので、麺が他と少し違います。竹昇麺という麺で伸びやすいので、お早めに食べてください。」
ゴローさん心の声「極細細麺。おおっすごい弾力。うーん、唸るしかない。これは食べる麺だ。味がついてる。でも中華麺だ。うーん、固めのみっちり、こういう雲呑もまたよし。」
ホール係「こちら中国の赤いお酢です。ドドっと入れるんじゃなくてレンゲに入れて、つけ麺みたいにして食べると、味変になっていいですよ。やってみてください。」
ゴローさん「はい。」
ゴローさん心の声「なるほど。この酸っぱさ、ナイスアシスト。スキスキ。う〜ん、黒酢とは違うシャープさ。こんなのがあるのか。。いや〜、うまい。本気の雲呑麺。俺もいつの間にか本気食いしてる…
まだまだ全然入るぞお。やっぱり粥は行きたいよなあ。どれにするか。お茶も美味しかったし、ここは謳い文句を信じてみるか。あとは…… 」
ゴローさん「あ、すいません。」
ホール係「はい。」
ゴローさん「えっと、朝鮮人参粥と牡蠣の中華お好み焼き、お願いします。」
ホール係「はい。朝鮮人参粥と牡蠣の中華お好み焼きですね。」
ゴローさん「あと、お湯も。」
ホール係「はい承知しました。」

写真1枚目.「はい腸粉です」。2枚目.「うわあ〜、ブリンブリン」。3枚目.「初球を叩いてレフトスタンドー直線って感じ」。4枚目.「おおっ、この辛さ、いい」。5枚目.「俺の中の観客席、総立ち」。6枚目.キッチンでは雲吞麵できあがり直前。7枚目.「竹昇麺という麺で伸びやすいので、お早めに食べてください」。8枚目.「極細細麺」。9枚目.「おおっすごい弾力」。10枚目.スープを口にして「うーん、唸るしかない」。11枚目.雲呑を口にして「雲呑もまたよし」。12枚目.「こちら中国の赤いお酢です」。13枚目.「黒酢とは違うシャープさ」。14枚目.「いつの間にか本気食いしてる」。15枚目.「えっと、朝鮮人参粥と牡蠣の中華お好み焼き、お願いします」。
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●　人参粥と牡蠣の中華お好み焼きのシーン　●
ホール係「はい朝鮮人参粥です。胡椒も良かったら。。お好み焼きはすぐお待ちしますから。」
ゴローさん「はい。」
ゴローさん心の囁き「おおお、しっかり味。こんなの初めてだ。俺の知ってるお粥と全然違う。これが広東粥かあ。中華、深いなあ。はあ、こ〜れはあったまる。おお、ほろほろと鶏うまし。弱ってる時に食うという俺のお粥感は打ち砕かれた。これは元気もりもりの時にも食べたい。朝でも昼でも夜でもいける。
気になってたこいつ。見た目ちぢみっぽい。おっ、これは牡蠣のエキス出まくり。丸ごと牡蠣が入ってるかと思いきや、生地に練り込まれてるとは。。それがいい。すごくいい。こういう牡蠣味、すんごく新鮮。(粥を食べながら)胡椒どうだろう。。うん、合う。(お好み焼きを食べながら)このもちもちの生地もいい…　牡蠣の余韻を残しつつ食べるお粥がまたいいじゃないの。」

写真1枚目.「はい朝鮮人参粥です」。2枚目.「これが広東粥かあ」。3枚目.「俺の知ってるお粥と全然違う」。4枚目.「気になってたこいつ」。5枚目.「見た目ちぢみっぽい」。6枚目.「こういう牡蠣味、すんごく新鮮」。7枚目.「胡椒どうだろう。。」。8枚目.「もちもちの生地もいい…」。9枚目.「牡蠣の余韻を残しつつ食べるお粥がまたいいじゃないの」。

撮影裏話その3. <松重豊さんのリアクションが一番大きかったメニュー>
多くの方がご存知のように『孤独のグルメ』はゴローちゃんの心の声という体で進むドラマ。食事シーンの撮影はみな無言で行います。「牡蠣の中華お好み焼き」を食べた時のこと。ゴローちゃんパクリ。監督の「カット」の声。直後の静けさの中、堰を切ったように飛び出したのは「これ、美味いねえ」の大きな声。無言の撮影だからこそ、カットの瞬間に飛び出す感想は、格別の意味を感じさせます。確かに、この料理は、牡蠣以上に牡蠣だねって言うお客さんがいるくらい、味はもちろん香りからして猛烈に牡蠣の美味しさを引っぱり出しています。見ため牡蠣は見えないんですけどね。細かく切った牡蠣が大量に入ってます。番組ファンの方は、食べた直後に「これ、美味いねえ」って大きな声で言って頂いて構いません。
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●　中国茶を飲みながらまったりする食後シーン　●
（ほぼ食べ終わって最終場面に近づく音楽が流れ始める）
ほかのお客さんの目をやると、お客さんが店員さんと和やかにお話ししながら、お茶のおかわりをお願いしている。
ゴローさん心の囁き「腸粉に本場の極細雲呑麺……　からの関東粥と中華お好み焼き。中国を舞台にした大炭水化物祭りだ。たった1人でこれだけの品数を多彩な味付けで………すごすぎる。本当に頭が下がります。ごちそうさでした。知らないことの連続だった……中華の真実にたどり着くのには4000年くらいかかりそうだ。
（店を後にする最終場面で）いやあ、すごい店だった。。よし優先的にもう一仕事片付けるか。」
🎵ゴロ〜、ゴロ〜、いのがしら、ウ〜🎵　　で、「孤独のグルメ」久住さんのコーナーへ繋がります。

写真1枚目.ほかのお客さんに目をやると。。2枚目.中国茶を飲みながらまったりするゴローさん。3枚目.キッチンに目をやり「たった1人でこれだけの品数を多彩な味付けで………」。4枚目.キッチンで動き回る粥菜王坊の女将。5枚目.「ごちそうさでした」。6枚目.「知らないことの連続だった……」。7枚目.「いやあ、すごい店だった。。」。8枚目.🎵ゴロ〜、ゴロ〜、いのがしら、ウ〜🎵。9枚目.久住さんのコーナーへ。
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●　ふらっと久住のコーナー　●
(ナレーション)原作者久住昌之が実際にお店訪問、ふらっとQusumi。今回のお店は神奈川県川崎市中原区、本場の関東料理が楽しめる粥菜坊。
(久住さん)「すいません。あのお、焼売の真実っていうのをください。」
(ナレーション)早速、オーダーを済ませた久住さんですが、焼売の真実とは果たして。。
(ホール係)「はい。お待たせしました。焼売です。」
(久住さん)「これが焼売の真実…… 見た目は真実な感じしないですけどね。これはそのまま…？」
(ホール係)「あ、そのままです。はい。味付けはしっかりしてあります。」
(久住さん)「見たところはどこに真実があるのか、よくわからないですけど。。」
(久住さん)「いわゆる焼売とは全然違うもんですね。」
(ホール係)「あ、そうですね。」
(久住さん)「噛みごたえが。。」
(ホール係)「結局つけちゃうと味がいろんなのがあるのにお醤油になっちゃうもんで。せっかくの構造的な。。」
(久住さん)「今まで食べてきた焼売とは全然違う。でも、絶対に焼売。焼売の味はちゃんと焼売なんだけど、すごい口の中が…構造的に美味しいですね(笑)」
(ホール係)「ザーサイです。」
(久住さん)「いけてるザーサイ……」
(ナレーション)焼売の他にも、実は色々頼んでいた久住さん
(久住さん)「美味しい。結構、ピリ辛なんだね。」
(おつまみ春雨麺を食べながら)「これは……すごい美味しい。」
(杏仁の薬膳粥・雪花を食べながら)「美味し〜い。体にいいのがもう分かる。酒のみは全員食べた方がいいね。これ。」
(雪菊茶を飲みながら)「あ、これも体に良さそうだね。わ、美味しいい。なんか体にいいフィニッシュをしてる感じ。」

写真1枚目.ふらっとQusumiのコーナー始まります。2枚目.「焼売の真実っていうのをください」。3枚目.これが焼売の真実……!?」。4枚目.「いろんな味があるのにお醤油になっちゃう」。5枚目.「今まで食べてきた焼売とは全然違う。口の中が構造的に美味しい」。6枚目.「ザーサイです」。7枚目.(おつまみ春雨麺を食べながら)「これは……すごい美味しい。」8枚目.(杏仁粥雪花を食べながら)「酒のみは全員食べた方がいいね」。9枚目.(雪菊茶を飲みながら)「体にいいフィニッシュをしてる感じ」。
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